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2026年11月5日

【2026年12月改正】企業型DCの掛金の上限が月6万2,000円に。導入済みの会社は「規約変更」に注意

#企業型確定拠出年金

結論:2026年12月から、企業型DCの掛金の上限が月5万5,000円から6万2,000円に引き上げられる予定です(ほかの企業年金がない場合)。ただし、会社の規約に書かれた上限は自動では変わりません。すでに導入している会社は、規約を変更しないと5万5,000円のままです。上限いっぱいまで積み立てている社長や社員は、増えた枠を使えば、老後の資金をより多く準備できます。

公開日:2026年11月5日 最終更新:2026年11月5日 監修:志田俊介(株式会社ウェルスゲート 代表取締役)

この記事でわかること

  • 2026年12月改正の中身(掛金の上限:月5万5,000円→6万2,000円)
  • 導入済みの会社が気をつけたい規約変更
  • 社長・社員それぞれの活かし方と、改正の背景

2026年12月から、掛金の上限が上がる

掛金とは、企業型DCで毎月積み立てるお金のことです。その上限が、2026年12月から月5万5,000円から6万2,000円に引き上げられる予定です(ほかの企業年金がない場合)。上限が上がっても、毎月の掛金を変える必要はありません。いまの金額のまま、これまでどおり続けられます。

  1. 規約を確認する:規約に「上限5万5,000円」と書かれていないか
  2. 規約を変更する:導入済みの会社は、変更しないと上限が変わらない
  3. 社内に知らせる:上限いっぱいまで積み立てている人に、増えた枠を使えることを伝える
https://www.youtube.com/watch?v=EP-BJPsch1k
動画で見る:2026年12月改正、企業型DCの掛金上限が月6.2万円に
関連動画【2026年12月改正】企業型DCの掛金上限が月6.2万円に!導入済みの会社は「規約変更」に注意(企業型DCちゃんねる)【2026年12月改正】企業型DCの掛金上限が月6.2万円に!導入済みの会社は「規約変更」に注意(企業型DCちゃんねる)

改正で何が変わるか

1. 導入済みの会社は、規約の変更が必要

制度上の上限は2026年12月に引き上げられる予定ですが、会社ごとの規約に書かれた上限は自動では変わりません。規約に上限の金額(5万5,000円)が書かれている会社は、規約を変更しないと、その会社での上限は5万5,000円のままです。これから新しく導入する会社は、最初から新しい上限で設計できます。導入済みの会社には、運営管理機関などから案内が届いている場合もあるので、内容を確認してください。

2. 社長は、増えた枠を活かす選択肢があります

社長の場合、上限が月5万5,000円から6万2,000円に上がると、月7,000円多く積み立てられるようになります。年間では最大74万4,000円(6万2,000円×12か月)です。会社が出す掛金は損金になり、積み立てたお金には所得税・住民税がかかりません。運用商品によっては増える可能性がある一方、投資信託などでは元本を下回る可能性もあります。また、原則60歳まで引き出せないので、増やす額は手元資金に余裕がある範囲で決めてください。なお、役員報酬が高い場合、社会保険料は等級の上限に達していて変わらないこともあります。

3. 社員は「上限いっぱいの人」が使える

社員の場合、いま月1万円、2万円、3万円と積み立てている人は、何も変える必要はありません。上限いっぱいまで積み立てていて、もっと積み立てたい人が、増えた枠を使えるようになります。

4. 改正の前と後

2026年11月まで2026年12月から(予定)
掛金の上限(ほかの企業年金がない場合)月5万5,000円月6万2,000円
1年間で積み立てられる上限66万円74万4,000円
導入済みの会社―規約を変更しないと月5万5,000円のまま
志田俊介

上限が上がったのは、老後のお金を自分でも準備してほしいという国のメッセージだと、私は受け止めています。使える制度から使っていく。社長には、資金計画に余裕があれば、増えた枠を活かすことをおすすめします。

改正の背景と注意点

注意点

  • なぜ上限が上がるのか:当社がご支援する会社では、社長が企業型DCを始めるのは40代・50代が多く、老後までの時間が短い人ほど、毎月多く積み立てられることに意味があります。老後の資金を自分でも準備してほしい、という考えの表れだと私は受け止めています。
  • ほかの企業年金がある会社は上限が異なる:確定給付企業年金などを実施している会社は、上限の計算が変わります。
  • 会社が改正に気づいていなかったら:社員の方は、まず人事・総務の担当者に確認してください。導入支援会社が窓口になっていることもあります。

よくある質問

掛金の上限は、いつから上がりますか?

2026年12月からの予定です。ほかの企業年金がない場合、月5万5,000円から6万2,000円に引き上げられます。

導入済みの会社は、何か手続きが必要ですか?

規約に上限の金額が書かれている場合は、規約の変更が必要です。変更しないと、上限は5万5,000円のままです。運営管理機関や導入支援会社に確認してください。

いま毎月2万円積み立てています。何か変える必要はありますか?

必要ありません。これまでどおり続けられます。上限いっぱいまで積み立てていて、もっと積み立てたい場合に、増えた枠を使えるようになります。

まとめ

2026年12月から、企業型DCの掛金の上限は月6万2,000円に引き上げられる予定です。導入済みの会社は、規約を変更しないと上限が変わらないので、早めに確認してください。上限いっぱいまで積み立てている社長や社員は、増えた枠を活かして、老後の資金づくりを進められます。

※本記事は制度の理解のための情報提供であり、特定の金融商品の勧誘を目的とするものではありません。制度の数値は2026年11月時点のものです。税務上の取り扱いは税理士・税務署にご確認ください。

監修:志田俊介

この記事の監修
志田俊介(株式会社ウェルスゲート 代表取締役)
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第1007号/所属金融商品取引業者:アイザワ証券株式会社
会社案内を見る|企業型DCちゃんねる(YouTube)